絵本 PR

【野菜たちの学校】『よるのやおやさん(作:穂高順也、絵:田中六大)』

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
【ハロウィンを知る】

『よるのやおやさん』作:穂高順也、絵:田中六大

夜の八百屋さんでは何が起こっているのでしょう?閉店した後は野菜や果物たちの学校になっています。今日の先生役は誰になるでしょうか?もちろん給食だってありますよ。実際の八百屋さんを覗いてみたくなる一冊。

 

こんなお悩みありませんか?

ママ
ママ
野菜嫌いな子どもに、野菜に興味を持ってもらいたい!

 

パパ
パパ
絵本を通してファンタジーの世界を楽しんでもらいたい。

 

ママ
ママ
「学校は楽しいところ」と感じて欲しい。

絵本紹介

『よるのやおやさん』の楽しみポイント

絵本から得られること

・野菜や果物の名前を覚えることができる。
・学校ごっこを通して、「学校=楽しい」を伝えられる。
・野菜の特徴を知り、仲間分けを楽しむことができる。

 

こんな方に読んでもらいたい!
年齢4歳~
季節1年を通して
こんな方へ・野菜に興味を持ってもらいたい。

・野菜を食べるきっかけになってほしい。

・友達を思いやる心を育みたい。

・擬人化された野菜を通して、イメージを膨らませることを楽しんでもらいたい。

おすすめ絵本

よるのやおやさん
作:穂高順也
絵:田中六大

絵本紹介文

昼間は賑やかな八百屋さん。

夜は静かだと思っていると…そうでもない!

なんと、野菜からにょきにょきと手足が出てきて、野菜たちの学校ごっこが始まった。

今日の先生役は誰にする?

最初は「いろ」で分けましょう。

その後は、お楽しみの給食です。

給食の後は、「かたち」で分かれました。

楽しい楽しい学校ごっこの時間もあっという間!

一番どり「コケコッコー」の合図がなったら、すぐさまもとに戻らなくてはなりません。

野菜たちはあまりに慌てすぎました。

ちゃんと元のように戻れたのでしょうか?

 

スポンサーリンク

この絵本の注目ポイント

「学校は楽しい場所」というイメージを持ってもらう

「学校は楽しい場所」そうイメージを持ってもらうに越したことはありません。

確かに、小学校は勉強も始まり、宿題もあり、何でも一人でしなくてはならず、子どもたちにとっては大変な所かもしれません。

しかし、入学前から「小学校=楽しくない」という先入観を持たせてはいけないと思うのです。

もちろん、「学校は楽しい場所」と伝えて、実際はそうじゃなかった。となってがっかりすることも良くありませんが、楽しいことも大変なことも、バランス良く子どもに伝えておくと、実際に小学校へ入学してから、環境のあまりの変化についていけない。イメージとのギャップがありすぎる。というような事態を免れることができるのではないでしょうか?

大人も「社会人は大変だよ。ならない方がいいよ。」と言われてしまうと、夢や希望を持つことができず、やりたいこともよくわからないまま過ごすことになります。。

子どもたちに同じようにマイナスなイメージを持って入学して欲しくありません。

「新しいお友達ができるかもね。」「お母さんやお父さんなしで学校まで行くんだよ。すごいよね。」「お友達だけで遊びに行けるようになるんだよ。」

もちろん、子どもたちの性格によっては、上記の言葉で小学校入学への不安をあおることになるので、すべてが良い声掛けとは言えませんが、その子に合ったプラスの声掛けを是非していただきたいです。

野菜や果物の仲間分けを通して、いろいろな視点があることを学ぶ

今回絵本の中では、「いろ」「かたち」別に仲間分けをして、野菜たちが学校ごっこを楽しんでいますが、その他にも、「野菜と果物」「旬」「育ち方」など、仲間分けが幾通りもあることを親子で発見するきっかけとなるといいです。

物事は一つの見方だけではなく、いろいろな視点があることを絵本を通して学ぶことができます。

 

絵本実践ポイント

八百屋さんには、他にどんなものが売られているのか想像してみる

最近はスーパーが主流なので、なかなか八百屋さんに行く機会がないかもしれません。

それならスーパーでも大丈夫です。

絵本の中に出てこない、野菜や果物を一つづつ挙げていくこと自体がクイズになり、親子で楽しめる遊びの一つとなります。

意外とありますよ。

実際に八百屋さんやスーパーへ出向いて、「こんな野菜もあるね。」「この果物もそうだね。」と答え合わせをするのも楽しいでしょう。

また、この絵本の表紙の裏や裏表紙の裏も参考にして見てください。

たくさんの野菜や果物が紹介されています。

表紙の裏には「絵」が、裏表紙の裏には「絵と名前」が記載されています。

 

実際にカレーライスを作ってみる

絵本に載っている給食をもとに、実際に作ってみてはどうでしょう?

絵本の中の給食を食べられるなんて、子どもたちのワクワクは止まりません。

もちろん、この行動は、野菜嫌いの子どもたちに野菜を食べてもらうことを目的としています。

余裕があれば、一緒にカレーライスを作ってみることもおすすめです。

「絵本の中の食べ物」「自分で作ったカレーライス」興味を持つこと間違いなし?!

絶対興味を持つかどうかはわかりませんが、いつもは一口も食べないかもしれないけど、今日は小さい人参を一つ口に入れるかもしれません。

これは小さなステップではありあますが、本人にとっては大きな成長です。

「意外とにんじんおいしいかも?」「やっぱりにんじんまずいかも」それぞれ感じることは違うかもしれませんが、「挑戦した」ことにはかわりありません。

この「挑戦」に対して褒めること以外何もないでしょう。

子どもの挑戦を見逃さず、しっかりと褒めてあげて下さい。

 

芽の出ているじゃがいもを見せてみる

「じゃがいもの芽」を知らないと、最後のページのこの絵本のオチを理解することはできません。

我が子も、「芽」って何?と首をかしげていました。

百聞は一見に如かず。

実物にこしたことありませんが、家になければ、スマホで検索して画像を見せるのでもかまいません。

クスっと笑えるオチを子どもたちにも伝えてあげて下さい。

 

絵本詳細

絵本名よるのやおやさん
穂高順也
田中六大
発行者水谷泰三
発行株式会社文溪堂
出版日2022/09
価格1,650円(税込)
絵本サイズ26.5cm+21.5cm
ISBN978-4-7999-0446-6
印刷大日本印刷株式会社
製本株式会社 若林製本工場
装丁タカハシデザイン室
こんな時に野菜に興味を持ってもらいたいときに
キーワード野菜、八百屋、夜、学校
目安対象年齢4歳~
ページ数32ページ
そう子
そう子

今回は、よるのおみせやさんシリーズ、夜寝静まったあとの八百屋さんが舞台でした。