『しょうがっこうがだいすき(作:うい、絵:えがらしみちこ)』
小学2年生の作者が、子ども目線で「小学校を楽しむために大切にしたいこと」を綴っています。小学校就学を控えた年長さんに、親子で「へ~そうなんだ~。」とワクワクしながら読んでもらいたい一冊。
こんなお悩みありませんか?
絵本紹介
『しょうがっこうがだいすき』の楽しみポイント
・七五三とは何かを知ることができる。
・着物を着てみたい!という気持ちを引き出す。
年齢 | 2歳~ |
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季節 | 秋、七五三 |
こんな方へ | ・七五三とは何かを子どもに伝えたい。 ・今度行く七五三が、ただただ不安。 ・簡単に七五三や千歳飴などの背景を知りたい。 |
おすすめ絵本
しょうがっこうだいすき
文:うい
絵:えがしら みちこ
発行人:松村広行
絵本紹介文
この絵本の作者は、なんと小学校2年生!
2年生の女の子が、小学校に通ってみて実際感じたことを、これから入学する保育園や幼稚園のお友達に「小学校はこういうところだよ。」「こんなことするよ。」「入学する前にこんなことができるようになってるといいよ。」ということを子ども目線で丁寧に教えてくれる絵本です。
小学2年生が書いたとは思えないほど、年長さんにもわかりやすい内容です。
また、子どもならではの視点で書いてあるものもあるので、我が子の気持ちを知るヒントにもなります。
この絵本の注目ポイント
小学生になるまでに、やるといいこと
まず最初に書かれていることは「ひらがなが かけるように、れんしゅうを しておこう。」です。
驚きました。
小学1年生でも、入学前にひらがなが書けたほうがいいな。と思うのですね。
親ばかりが焦る悩みだとばかり思っていましたが、子どももそう思うようです。
先生は黒板にいろいろなことを書いてくれるから、ひらがなが読めると、先生の話がとっても楽しく聞ける。文字が読めると小学校の生活がとっても楽しくなる。と書かれていました。
また、次のページには、「たしざんや ひきざんが、できると いいよ。」です。
理由も、小学校では初めてのお友達が多くて、何回も質問をすると恥ずかしくなっちゃうから、入学前にできるようになっておくと、不安にならないで自身を持って小学校に通えるよ。とありました。
この本を読みながら(聞きながら)、年長の息子はいろいろ考えていたようです。
そして…
かっこいい1年生になりたい!子どものやる気が高まるかも?
驚きの発言でした。
この本を読んで「くもん、また行く!引き算やりたい!」と言ったのです。
実は、年中の秋ごろからくもんに通い出したのですが、半年くらい経つと「やめたい。」と言い出しました。毎日の宿題はイライラしながらやり、教室にも行きたくないと言い始めました。
もともと近所のお兄ちゃんがくもんに通い出したのを聞いて、「ぼくも行きたい!」と言い出し、私も、これで机に毎日向かう習慣がついたらラッキー!と下心がありありで始めましたが、やはり学習習慣をつけるのは、そう簡単にはいきません。
「行きたくない。」というのに無理やり行かせるほど私もパワーがなかったので、先生に相談してお休みすることにしました。
ほんとは毎日1ページでいいからやって欲しい。と思っていましたが、そこをぐっとこらえました。
むしろ、宿題がないので、「宿題する?」という声掛けをしなくて良くなったのは本当に嬉しかったです。
息子は怒りながらやっていたので、機嫌悪くならないのは、私としてもありがたかったです。
でも、1週間が過ぎ、半月が過ぎ、1か月が過ぎ…あっという間に月日は経ちます。
入学まで半年となると、これでいいのだろうか?と親としても悩むところ。
そんなときにこの絵本読んでと言われ、読んだら「またくもん行く!」と言ったのでびっくりしました。
2年生のお姉さんが「○○するといいよ。」というのは、年長の息子に響いたようです。
絵本実践ポイント
実際に真似てみよう!
「たしざん、ひきざんができるようになっておこう。」の他にも、今から真似できることがたくさんあります。
「おおきな こえで、へんじが できるように なっておこう。」という項目で、
「は~い。」「はい!」など、手を挙げながら、どの「はい」がかっこいいかを試したり、
「おともだちと、おてがみを こうかんしてみよう。」というのを見て、
保育園のお友達に手紙を書いてみたり…
何かしら刺激があるかもしれません。
年長さんにおすすめ、でも、年中さんにも早すぎることありません。
この絵本は、内容的に年長の子どもたちにおすすめですが、年中さんも早いということはありません。
うちは、年中になったばかりの4月にこの絵本を購入しました。
理由は、①4月は季節的に入学関係の本がずらりと書店に並ぶから。
②近所のお兄ちゃんが小学生になったから。でした。
先ほどの「くもん」にも登場しましたが、近所のお兄ちゃんは息子にとってカッコよい存在のようです。
お兄ちゃんはランドセルを背負ってどこに行くんだろう?
小学校ってどんなことするの?
息子は気になっていました。
そんな時、書店でこの絵本を見つけました。
年中さんの4月なので、少し難しい内容かもしれませんが、年中さんなりに小学校とは?ということを考えるきっかけにはなると思います
絵本詳細
絵本名 | しょうがっこうがだいすき |
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作・タイトル文字 | うい |
絵 | えがらしみちこ |
ブックデザイン | アルビレオ |
発行人 | 松村広行 |
編集人 | 小方桂子 |
企画編集 | 宮崎 励 |
発行所 | 株式会社 学研プラス |
出版日 | 2019/05/07 |
価格 | 本体1,400+税 |
絵本サイズ | 25cm+22cm |
ISBN | 978-4-052-04976-7 |
印刷所 | 図書印刷株式会社 |
こんな時に | 年長向けの絵本を探している時に |
キーワード | 1年生、小学校、入学 |
目安対象年齢 | 6歳~ |
ページ数 | 32ページ |
小学校2年生の子が書いた絵本。一度読んで見てください。