おすすめ PR

【苦手を肯定しよう!】すきなこと にがてなこと(作:新井洋行、 絵:嶽まいこ)

記事内に商品プロモーションを含む場合があります
【苦手を肯定しよう!】

『すきなこと にがてなこと』作:新井洋行、
絵:嶽まいこ

苦手なことがあってもいいじゃん!苦手なことがあるのは当たり前!と、自然とこう思うことのできる、今の自分がどんな自分であっても大切にできる一冊。

 

こんなお悩みありませんか?

ママ
ママ
「これができない、あれができない」と気持ちが沈んでいる子どもに読んであげたい。

 

パパ
パパ
「今の自分で大丈夫。」と自信をつけてあげたい。

 

ママ
ママ
「いろんな人がいる」多様性を認められる子になってほしい。

絵本紹介

『すきなこと にがてなこと』の楽しみポイント

絵本から得られること

・誰しも、好きなことと苦手なことがあるということを理解する。
・自分の好きなこと、苦手なことを考えるきっかけになる。
・友達に優しくなれる。

 

こんな方に読んでもらいたい!
年齢4歳~
季節1年を通して
こんな方へ・人の多様性を教えてあげたい。知って欲しい。

・好きなことと、苦手なことがあることを知る。

・「苦手なこと=ダメ」ではない。ということを伝えたい。

・友達に優しく接して欲しい。

おすすめ絵本

私のおすすめの絵本です。
できない子どもを許せるようになる1冊です。

すきなこと にがてなこと
作:新井洋行
絵:嶽まいこ

絵本紹介文

ぼくは、すごろくにオセロ、しょうぎ、ゲームなら何でも好きだけど、ピーマンは大の苦手。でも、料理が好きなお父さんが作ったピーマンの肉詰めは食べられる。

お父さんは運転が苦手。でも、運転好きなお母さんがいれば車を車庫に入れてくれる。

家族や友達、誰しも苦手なことがある。でもその「苦手」は、誰かの「好き」かもしれない。

苦手なことを頑張ってできるようにする、その心持ちや行動はとても大切なのかもしれない。

でも、苦手なことを、他の人に手伝ってもらいながら克服することも一つの手立てかもしれない。

人それぞれの「好き」と「苦手」はどこかで交わり、人と人は「好き」と「苦手」を通してどんどん繋がっていく。

苦手なことがあることは当たり前。

苦手なことがあってもいいじゃない!と苦手を肯定することができる絵本。

スポンサーリンク

この絵本の注目ポイント

苦手なことがあることは普通である

親として子どもと接していると、気を付けていないと、常に子どものできていない箇所ばかりが気になります。

我が子が困らないように、できるようになってほしいという願いからですが、できていない箇所が多すぎて、最終的にはイライラしてきます。

子どもにそれを伝えても、すぐに行動して、できるようになる子は滅多にいません。(泣)

でも、この本を読むと、心が少し落ち着きます。

誰しも「好きなことがあり、苦手なこともある。」ということが理解できるからです。

考えてみたら当たり前のことです。

私たち大人も、もちろん好きなことと同じように、苦手なことを抱えて生きています。

それは、ごく普通のことなのです。

しかし、子どもにはできるようになって欲しいという気持ちから、なぜか繰り返し言ってしまします。

この絵本は、苦手なことがあっても、誰かにそれを伝えて手伝ってもらえば大丈夫。ということを伝えてくれます。

恥ずかしながら、私はこの絵本を読むまで、「誰かに手伝ってもらえば良い。」という発想がありませんでした。

動物が嫌いだけど、飼育委員になってしまった…。でも、がんばってやるしかない。

歌が苦手だから明日の音楽のテスト嫌だな…。でも、やるしかない。

でも、そうじゃない。

「苦手なことは誰かに手伝ってもらえばいい。」という考え方にすると、普段の生活もラクになるかもしれませんね。

 

苦手なことは人に手伝ってもらえれば良い。ということを知る

誰しも苦手なことがあるのは当たり前。

苦手なことは、誰かに手伝ってもらえばいい。

先程の例だと、動物が嫌いだけど、飼育委員になってしまった…。”だから”、動物好きな友達に手伝ってもらったり、アドバイスをもらって、自分のできることから少しずつ慣れていけばいい。

歌が苦手だから明日の音楽のテスト嫌だな…。”だから”、音楽の得意な友達に、今日は練習を付き合ってもらって明日に備えよう。

できることに越したことはありません。

しかし、完璧にできることよりも、苦手なことに挑戦した、友達にできないから手伝ってとお願いできた。

困ったことに直面したときに、その困ったことを声に出せる力こそ、私たち大人は子どもたちに教えてあげたほうが良いかもしれません。

声に出すことで、周りの人は助けてくれます。

人は誰しも好きなこと、苦手なことがあり、自分の苦手なことは誰かの好きなことでもあるので、きっと誰かが手伝ってくれる。

人は支え合って生きていて、社会とはこういうものだ。ということを理解するきっかけとなります。

 

絵本実践ポイント

「好きなこと」「苦手なこと」について話す

まずは、子どもに「好きなこと」と「苦手なこと」を聞いてみて下さい。

「ママは車の運転は好きだけど、料理は苦手。」と、例を出してあげると話しやすいかもしれません。

このテーマについて話し合うことで、子ども自身が、自分の好きなことや苦手なことを把握することができます。

子ども自身だけではなく、「この子はこう思ってるんだ。」と、親も把握することができます。

子どもの返答と、親がイメージする答えが一致するとは限りません。

親は子どもが逆上がりが苦手と感じていても、当の子どもは何とも思っていない場合もあります。

大人の役割は、子ども自身が好きだと思っていることを伸び伸びできる環境を整えてあげ、反対に、苦手なことについて、手伝ってあげられる体制を作ってあげることが大切だと感じます。

 

苦手なことはどうしたいか、子どもに聞いてみる

苦手なことを、子ども自身が把握したところで、子どもにどうしたいのかを聞いてみます。

忘れ物が多いことを悩んでいるとしたら、最初から大人が「○○したら?」と解決策を提示するのではなく、とりあえず子どもに考えさせます。

「学校行く前に確認する。」と子どもが言い、(起きてくるのが遅いし、朝確認するなんてムリだよ。)と感じたとしても、一旦子どもが提案した方法でやってみます。

翌日、案の定、時間がなくて持ち物の確認をする時間がなく、また忘れ物をしてしまいました。

このときになってやっと子どもは、「朝確認するためには、もっと早起きしないといけない。」と思うかもしれませんし、「夜確認した方がいいかもしれない。」と思うかもしれません。

私たち大人ができることは、子どもが考えた解決策を実行することを見守ることです。

子どもからお願いされたら、一緒に持ち物チェックをすることになるかもしれませんが、これこそ、子どもの「苦手」を克服できるように手伝ってあげることではないかと思うのです。

親の役割は、子どもができるようになるために指示・命令するのではなく、子どもの「できない」を一緒に「できる」ように並走してあげることではないかと考えます。

 

子どもの「好きなこと」で、どうやってお友達を助けられるかを子どもと一緒に考えてみる

子どもたちは、絵本を通して、自分は苦手であるけれど、この「苦手」は、友達の「好き」かもしれない。ということを理解します。

この人と人とが「好き」と「苦手」で繋がっていることが理解できた時、是非、子どもたちの「好き」を、お友達を助けることにどうやって繋げられるかを考えてみましょう。

「ぼくはサッカーが好きだから、この前サッカーを習い始めた○○くんに教えてあげよう。」とか、

「私は早起きが得意だから、いつも起きるのが遅いお父さんを起こしてあげよう。」とか、

探せば探すだけ出てきます。

単純に考えても、人の「好き」の数だけ、人助けできることがあるということです。

自分の「好き」なことで、人を喜ばすことができるのはステキなことですね。

 

絵本詳細

絵本名すきなこと にがてなこと
新井洋行
嶽まいこ
デザイン辻祥江
出版日2021/02/11
価格1,400円+税
絵本サイズ24cm+22cm
ISBN978-4-7743-2853-9
発行人志村 直人
発行所株式会社くもん出版
印刷所大日本印刷株式会社
こんな時にプラス思考にしたいときに
キーワード好きなこと、得意、不得意、苦手
目安対象年齢4歳~
ページ数32ページ
そう子
そう子

今回は、ありのままの自分を受け入れられる絵本でした。