【雨の日こそ、お出掛けしたくなる！】『おじさんのかさ（作・絵　佐野洋子）』

こんなお悩みありませんか？

ママ

梅雨の時期、子どもは外へ遊びに行きたいというけど、私は濡れるのが嫌で外出しないのよね。

パパ

雨の日は朝の登園に時間がかかる。傘、長靴、カッパなど準備がたくさん。会社に遅れそうでまいる。

ママ

6月におすすめの絵本ありますか？

絵本紹介

『おじさんのかさ』の楽しみポイント

「おじさんのかさ」はくもん推薦図書の一つです。

おすすめの絵本

くもんすいせん図書（A）に選ばれている絵本です。

「おじさん」？？

絵本の主人公が「おじさん」だなんて、珍しいですね。

わたしも「くもんのすいせん図書」に選ばれているから読みました。

自分では選ばないと思います。

でも読み終わって、「さすが、くもんのすいせん図書に選ばれているだけあるな！」と思いました。

絵本紹介文

おじさんはお出かけのとき、いつも傘を持ち歩きます。

傘はおじさんにとって、とても大切なものなのです。

あまりに大切なので、雨が降っていても絶対に使いません。

傘を濡らしたくないからです。

そんな時、あることがきっかけでおじさんは傘を開いてみました。

「ポンポロロン、ピッチャンチャン」

おじさんは雨の日がきっと好きになったに違いありません。

この絵本の注目ポイント

雨の日のお出かけが楽しくなるかも？

6月は雨が多く、保育園の送り迎えも憂鬱になりますね。

雨の日の通園はとにかく時間がかかる！

私も普段自転車で登園していますが、雨の日は歩き。

おでかけ前も、レインコートに長靴、かさを準備して、ようやく出発。

雨の日は、晴れの日の２、３倍時間がかかります。

でも今朝は、息子の一言で早く外に出たくなったのか、娘もすぐに用意ができました。

ゆうき

ポンポロロン
ピッチャンチャン

かえで

そといく、そといく！

そう子

ありがと～～～

今朝はこんな感じでした。

この「ポンポロロン、ピッチャンチャン」は「おじさんのかさ」にくりかえし出てくる雨の音です。

実はこの絵本、昨日読んだばかりなんです。

息子が絵本の雨の音を口に出してくれて、娘も「この音聞いたことあるぞ！」って思ったのでしょう。

レインコートを「着たくない」と言っていた娘が、あっという間に準備を済ませ、雨の中に飛び込んでいきました。

大人もつい口ずさんでしまう

「ポンポロロン、ピッチャンチャン」

絵本の中でもくりかえし出てきますし、今朝も息子が何度も言っていたので、わたしもいつの間にか一緒に口ずさんでいました。(笑)

そう子

「ポンポロロン、ピッチャンチャン」って聞こえる？

ゆうき

雨が傘にあたるときに、「ポンポロロン」って聞こえない？

ゆうき

長靴で水たまり入ると「ピッチャンチャン」って聞こえるよ。

なんていう会話をしながら保育園へ向かいました。

絵本実践ポイント

雨の日こそ、お出かけを楽しもう！

見出しに「雨の日こそ、お出かけを楽しもう！」なんて書いてますが、なかなか難しいですよね。

わかります。

しかも「出社前の忙しい登園時に楽しむなんてできない。」と思うのが普通です。

でも、ママのイライラは子どもに伝わります。

時間がないからこそ、親も雨の日を楽しんで保育園に行ったほうが、結果時間が短縮できます。

今朝がまさにそうでした。

子どもは単純ですから(笑)、「絵本と同じ音が聞こえない？」って玄関のドアを開けたら、すぐに準備をして外に出てくれますし、

「今は、ピッチャンチャンじゃなくて、ピッジャンジャンだったねぇ。」と、いろいろな音を楽しんで保育園に向かえば、いつもよりは早く保育園に着くのではないでしょうか？

雨の日の合言葉は「ポンポロロン、ピッチャンチャン」

「早くしなさい！」「遅れちゃう！」登園前の玄関でこんな言葉が飛び交っていませんか？

指示命令は子どものやる気を損なわせます。

これは、子どもと接するときはいつでも言えることです。

私も何回この言葉を発したことかわかりません。

でも、これを聞いて子どもの動作が早くなったことはなく、むしろグズッてさらに遅くなる感じです。

ということは、「早くしなさい！」「遅れちゃう！」を言っても効果がないということです。

代わりの言葉を探しましょう。

雨の日においては、ご存じの通り、「ポンポロロン、ピッチャンチャン」です。

「ポンポロロン、ピッチャンチャン聞きに行こう！」

これで玄関へ走っていき、準備もびっくりするほど早く、あっという間にお出掛け準備完了です。

いつものペースで考えていると、大人の準備が間に合わないくらい(笑)

是非一度試してみて欲しいです！

絵本詳細

そう子

雨の日の声掛けは「ポンポロロン、ピッチャンチャン」です！