保育園は決まったけど…。
どうしても第1希望の保育園と比べてしまう…
こんなとき、どうしますか?
・保育園が決まったけど、第1希望の保育園ではない。
・職場に復帰することが決まったけど、子どもを保育園に預けることが不安。
第1希望の保育園に入園できないときに考えること
1.入園できる保育園が決まったことに感謝する
2.入園する保育園の良いところを探す
3.なぜ第1希望の保育園がいいのかを書き出してみる
4.工夫をして、入園する保育園の短所を、第1希望の保育園の長所に近づけることができないかを考えてみる
5.上記の内容を家族と共有する
6.入園後、転園届を早めに出しておく
1.入園できる保育園が決まったことに感謝する
「どこでも入園できたらいい。」そう思っていたけど、やっぱり第1希望の保育園に入園できないとわかると落ち込んでしまう。
その気持ちわかります。
私自身も、息子の保活の時に、第16希望記載しましたが、もちろん第1希望の保育園なんて、とてもじゃないですが入園できませんでした。
でも、入園してみると、保育園は小規模でしたが、小規模なりの良いところがありました。
残念な気持ちはわかりますが、まずは「保育園が決まった」「入園できる」という事実だけを見ましょう。
「保活(保育園活動)」という言葉があるくらいです。
多くの方が、保育園に入園させたいと思っています。
もしかしたら、あなたのところに「入園不承諾通知」が届いていてもおかしくありません。
そんな中で、あなたのところには「入園通知」が届いたのです。
そして、あなたは復職できるのです。
入園できないからと、会社を辞めなくても良いのです。
この事実だけをみたら、入園できることはありがたいことに思えませんか?
もちろん、第1希望の保育園に入園できることに越したことはありません。
でも今回は、第1希望ではない保育園に決まりました。
それは事実です。
イヤイヤ通うのか、入園先の保育園と何か縁があったのだろうと思い直すか。
あなたの気持ちの持ちようで保育園の先生との関係は天とも地ともなるのです。
退園時に、「この保育園に通えて良かったな。」と思えるように気持ちを変えていきませんか?
少しずつでも良いので、気持ちの切り替えを一緒にしていきましょう!
2.入園する保育園の良いところを探す(短所を長所に変えてみる)
まず、入園する保育園の長所を考えてみましょう。
よく、長所と短所は表裏一体、長所は短所であり、短所は長所であると言いますね。
見方を変えると違う景色が見えてきます。
でも、今は第1希望の長所しか出てこないかもしれませんので、とにかく無理やりでも大丈夫です。
無理やり考えすぎて、逆に笑えてくるかもしれませんが、とりあえず、入園する保育園の良いところを考えてみましょう。
考えるだけでも十分意味がありますが、書き出してみると視覚で確認できるので、より理解が深まります。
例えば…
・保育園の場所が通勤動線から外れている
→朝早く出かけるので、早起きの習慣が身につく。
・保育園が遠い
→登園時間が長いので、自転車登園の場合は子どもとの会話の時間が長くとれる、徒歩登園の場合は、会話時間に加えて、子どもに体力がつく。
・毎日の持ち物が多い
→ラクじゃない分、リーズナブル。(園で用意してくれるということは、それだけ高い。)
・園庭がない
→外に散歩に出かけるので、毎日公道を歩くことになり、交通ルールを学べる。
・小規模の保育園である
→一人あたりの先生の担当園児数が少ないので、先生の目が行き届き、安全な保育環境を作ってもらえる。
思いつく項目が多ければ多いほど、プラスに考えられているということです。
忙しいとは思いますが、短時間でも良いので取り組んでみて下さい。
3.なぜ第1希望の保育園がいいのかを書き出してみる
入園する保育園の長所を洗い出したところで、今度は、なぜ第1希望の保育園が良いと思うのか考えてみましょう。
こちらは先ほどと違って、スラスラ出てくるのではないでしょうか?
簡単に取り組めるかと思います。
4.工夫して、入園する保育園の短所を短所でなくす
第1希望の保育園と入園する保育園の長所を把握できたところで、今度は、入園する保育園の短所を、工夫して長所とまではいかないまでも、短所ではない状態にできないかを考えます。
例えば、
・保育園の場所が通勤動線から外れている
・保育園が遠い
→電動自転車を購入して、登園時間の短縮を試みる
・毎日の持ち物が多い
→持ち物内容は変更できませんが、毎日の用意がしやすいように、収納状況を工夫する。(収納する引き出しを限定し、その引き出しに入っているものを一つずつ登園カバンに入れれば準備が終了するシステムにする。)
・園庭がない
→園の門=玄関。迎えに行くまでがラク。(大規模園や園庭があると、門から園舎まで距離があり、教室までが長い。園庭があると、帰りに園庭で遊びたい!と言われ、結局帰るまでに時間がかかる。)
短所が短所でなくなれば、気持ちが軽くなります。
園の方針などを変えることはできませんが、考え方次第で入園する保育園の見方を変えることはできます。
5.上記の内容を家族と共有する
今回の作業で、あなたの保育園の見方は少しは変わったのではないでしょうか?
今度は、この内容を家族に共有してみましょう。
新たな項目が追加されるかもしれませんし、必要ならと、家電の購入に繋がるかもしれません。
あなたの職場復帰は、家族の協力なしには実現できません。
家族と同じ内容を共有しておくことは、何よりも大切です。
6.入園後、転園届を早めに出しておく
ここまで、入園先の保育園の長所を考えてきました。
多くないかもしれませんが、最初と比べると、入園する保育園の長所は増えたのではないかと思います。
今回は、短所は考えないようにすることを心掛けてきました。
それは、大事な我が子がお世話になるので、先生たちとの関係をギクシャクさせないために、先生方を信用して子どもを預かってもらえるようにとの思いもあります。
「それでもやっぱり第1希望の保育園がいい。」そう思うこともあるでしょう。
長所と短所を洗い出した上で、こう感じるのは仕方のないことだと思います。
教育内容、立地、動線などを比べてしまうと、やはり順位がついてしまうことは仕方のないことだと思います。
こんなとき、最後にすることは、「転園届を提出する」ことです。
もちろんすぐに転園できるわけではありません。
しかし、親の転勤が理由で転園するケースは少なくないのです。
また、引っ越しのケースもあります。
近所に新しい保育園が開園する場合は、開園する保育園が第1希望の方もいるので、1年を通して見てみると、転園は意外とあるものです。
復帰して慌ただしい毎日を過ごしていると、入園した保育園に不満がなければ「この保育園でいっか」と思うこともあります。
これはこれで、その保育園が合っていて、不満がないということですが、手続きさえなけれ転園を希望している場合は、せっかくの転園の機会を逃していることにもなります。
このようなことにならないように、「第1希望が良かった。」と思っている間に、転園届を出してしまうことをおススメします。(4月入園の場合、転園届の提出時期が早すぎて間違えてしまうと、今回決定した保育園の入園も取り消される場合がありますので、提出時期には必ず気を付けて下さい。)
復職後、忙しい毎日を送っていると転園手続きが面倒になり、結局提出しない場合が多いので、転園届は早めに提出しておきましょう。
まとめ
1.入園できる保育園が決まったことに感謝する
2.入園する保育園の良いところを探す
3.なぜ第1希望の保育園がいいのかを書き出してみる
4.工夫をして、入園する保育園の短所を、第1希望の保育園の長所に近づけることができないかを考えてみる。
5.上記の内容を家族と共有する
6.入園後、転園届を早めに出しておく
第1希望の保育園に決まらなかった今、現実には何をしていけば良いか整理できましたでしょうか?一つずつ考えてみると、今回の結果の見方が変わってくるかもしれませんよ。