【そのままの自分でいい！】『ハシビロコウのはっちゃん(作：よしだ　あつこ、 絵：マツダ　ユカ)』

こんなお悩みありませんか？

ママ

ハシビロコウって何？

パパ

鳥に夢中な娘に何かいい絵本あるかな？

ママ

普段からお友達のことをすごく気にして過ごしているんだけれど、「気にしなくていいよ。」って伝えられる絵本ないかなぁ？

絵本紹介

『ハシビロコウのはっちゃん』の楽しみポイント

親子で読んだ後、きっと、はっちゃんのことがとても愛おしくなることでしょう。

おすすめ絵本

動物王国サバンナを舞台にした動物たちのお話です。

今回の絵本は、いつもと違う本屋さんで出会いました。

書店員さんの「オススメ」と書いてあり、素直に購入してみましたが、たぶん自分の好みでは買わなかったと思います。

でも読んで良かった！

3回連続で読み聞かせを迫られたほど、子ども受けも良い本です。

この絵本の注目ポイント

絵本紹介文

「ハシビロコウ」っていう鳥を知ってますか？

サバンナで何時間も何時間もじーっとしている大きな鳥の名前です。

ハシビロコウのはっちゃんは、いつも遠くを見つめてじーっとしているので、他の動物たちからもバカにされていました。

でも、実は違うんです。

他の動物たちがライオンに襲われそうになるのを見て、大きな羽を広げて飛んでいき、大きなくちばしでライオンをつっついて動物たちをいつも助けているのです。

本当はとても勇気のある動物なのです。

そんなことなど知らない動物たちは、はっちゃんをいつもからかいます。

でも、はっちゃんはそんなこと気にしません。

ハシビロコウという鳥の、それはそれはすごくかっこいい生き方を描いた絵本です。

この絵本の注目ポイント

人と比べない。人を気にしない。

この絵本では、「自分は自分、人は人。」ということが良く描かれています。

人からなんて言われようが、じーっと見ていることが好きなので、じーっと見ています。

人から何か言われたからって、好きなことをやめなくていいのです。

人は何歳ごろから人と比べて、「自分なんて…。」と思うようになるのでしょう？

「電車が大好き！」「車が好き！」「水たまりに入るの大好き！」

好きなことをとことん納得の行くまでやらせてあげたいものです。

なかなか難しいですが…親の都合を持ち出さない方が良さそうです。

嫌なことを言われても、言わせておく。

いじわるを言われても、相手にしない。

言わせておく。

気にしない。

幼児がこんな風に考えることは難しいかもしれません。

でも、この絵本を通して、子どもたちははっちゃんの姿をみんなかっこいいと思うはずです！

息子も「はっちゃんってかっこいいね～。」って読み終わった後、言ってました。

人から言われるまま捉えない。自分は自分でいいんだ！と思える絵本です。

絵本実践ポイント

まずは我が子のすごいところを探してみよう！

人はできていないところや嫌いなところなどのマイナス箇所の方が目につきやすいです。

それは大人も子どもも一緒です。

というか、子どもは大人の真似をします。

子どもは家族が普段自分をどのように見ているか？を真似するようになるのです。

パパやママが、子どものマイナス面ばかりを見て過ごしていたらどうでしょうか？

子どもも、自然とお友達のマイナス面を探すようになります。

逆にパパやママが、いつも長所を子どもに伝えるようにしたら、子どももお友達の長所を見つけるようになるのです。

「お友達は自分と違って当たり前。あの子の良いところはここ！」という考え方が当たり前になると、子どもはお友達と自分を比べることはなくなるのではないでしょうか？

まずは、子どもの一番近くにいる大人から。

子どもの長所を見つける努力をして、それを確実に子どもに伝えていきたいものです。

絵本詳細

そう子

いかがでしたか？
読む前と読んだ後では、絵本の表紙のはっちゃんの表情が違って見えてくることでしょう。
一度手に取って見て下さい。