『まんまるいけのおつきみ』作:かとうまふみ
「空気を吸うと死んでしまう」という迷信を逆手にとって、空気を吐きながらどうにかきれいなお月さまを見るために初めてのお月見に挑む魚たち。息を吐く練習を歌にのせながら親子で楽しく読める一冊。
こんなお悩みありませんか?
絵本紹介
『まんまるいけのおつきみ』の楽しみポイント
絵本の魚たちと一緒に、「おつきみ」を楽しく知ることができます。
・おつきみ行事を知ることができる。
・歌に合わせて親子で読書を楽しめる。
年齢 | 4歳~ |
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季節 | 秋、9月、お月見 |
こんな方へ | ・お月見とは何かを子どもに伝えたい。 ・親子で歌いながら楽しめる絵本を探している。 ・お子さんが魚が大好き!という方。 |
おすすめ絵本
まんまるいけのおつきみ
作:かとうまふみ
絵本紹介文
ちいさな、まんまるいけでのお話です。
この池の魚たちは、「魚は空気を吸うと死んでしまう。」という言い伝えのせいで、池から顔を出したことがありませんでした。
でも、かめのおじいさんが「それは迷信だよ。」と教えてくれます。
「大丈夫。」と言われても、水面から顔を出すことが怖い魚たち。
でも、まんまるのきれいなおつきさまを見るために!つきみだんごを食べるために!(笑)「空気を吸うんじゃなくて、吐けばいい。」というかめのおじいさんのアドバイスのもと、おつきみまでの1週間、息を吐く練習をひたすらする魚たち。
♪す~は~す~は~
す~はっは~
いきをすったら、はきましょう
ついにきました、まんげつの日。
魚たちは美しいおつきさまを見ることができたのでしょうか?
この絵本の注目ポイント
月の満ち欠けを知ることができます
「おつきさまって形が変わるの??」と、興味津々で反応してくれます。
月が地球の周りを周っていて…とか、実際に月の形が変化しているわけではない。などは、まだ未就学児には難しいですが、月の見え方は毎日少しずつ変化していることを知ることができます。
読み聞かせをした日の夜から、月を意識すること間違いなし!
毎日少しずつ形が変化することを親子で楽しむことができます。
♪はぁ~っ という歌が、親子の掛け合いになり楽しめます。
♪はぁ~っ
す~は~ す~は~
す~はっは~
いきをすったら、はきましょう………
この歌がリズムが良くて、親子共々歌って、読み聞かせをさらに盛り上げてくれます。
おつきみを題材にした絵本は貴重です
お正月や入学、クリスマスなど、日本にはいろいろな行事がありますが、「お月見」を題材にした行事絵本は、他の行事と比べて少ないのが現状です。
お月見という行事を知らない魚たちは、言わばお月見を知らない子どもたちと同じ。
かめのおじいさんが「お月見とは何か」「月の満ち欠け」などを分かりやすく説明してくれています。
絵本実践ポイント
絵本の中の歌を子どもと一緒に歌う
子どもは歌が好きですよね。
♪はぁ~っ
す~は~ す~は~
す~はっは~
いきをすったら、はきましょう………
この歌が絵本の中で繰り返し出てきます。
親子で楽しめる一場面になること間違いなしです。
お子さんがリズムにのってくるなら、是非、お子さんの目をみて歌ってあげて下さい。
せっかくのスキンシップの場ですので、絵本ばかりを見ていたらもったいない気がします。
読み聞かせの後は、実際にお月見をしてみよう!
お月見がわかったところで、次は実際にお月見をしてみましょう。
お月見で子どもたちが興味があるのが、何と言ってもお団子!
近くのスーパーでもいいです。期間限定のお月見団子を買って、夕食後のお楽しみに!
そして、中秋の名月を楽しみましょう。
子どもたちがあのお月さまの美しさをどのくらい感じてくれるかわかりませんが、親子で行事を楽しむことは子どもたちの心が育まれます。
ビルなどにさえぎられて、家からお月さまを見ることができないときは、夜のお散歩を楽しみましょう。
子どもが産まれると、夜出歩くことが以前と比べて少なくなります。
夜のお散歩は子どもたちにも新鮮ですが、大人にも新鮮です。
お月さまを探しに、子どもたちと一緒に夜のお散歩を楽しんでみましょう。
絵本詳細
絵本名 | まんまるいけのおつきみ |
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作 | かとう まふみ |
発行者 | 渡瀬昌彦 |
発行所 | 株式会社 講談社 |
出版日 | 2011/08/01 |
価格 | 本体1,500円+税 |
絵本サイズ | 26.5cm+21.5cm |
ISBN | 978-4-06-132476-3 |
印刷所 | 株式会社 精興社 |
製本所 | 大村製本株式会社 |
こんな時に | お月見の絵本を探しているときに |
キーワード | お月見、月の満ち欠け、魚 |
目安対象年齢 | 4歳~ |
ページ数 | 32ページ |
読み聞かせ目安時間 | 4分 |