『100円たんけん』文: 中川 ひろたか、
絵: 岡本 よしろう
「お金って何?」こう子どもから質問されて即答できますか?ドキッとした方は、これを読み聞かせ絵本に選べば大丈夫!「物の価値」と「お金」に関して分かりやすく説明してくれる一冊。
こんなお悩みありませんか?
絵本紹介
『100円たんけん』の楽しみポイント
・お金に興味を持つきっかけとなる。
・物によって価値が違うことを理解する。
・お金の便利さ、ありがたさを知る。
年齢 | 6歳~ |
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季節 | 1年を通して |
こんな方へ | ・子どもにお金の大切さを知ってもらいたい。 ・物の価値、お金の価値を伝えたい。 ・物を購入するときの注意点を知る。 |
おすすめ絵本
100円たんけん
ぶん: 中川 ひろたか
え: 岡本 よしろう
絵本紹介文
「お金の価値」とは何か?
この絵本では、主人公のぼくがお母さんと一緒に商店街のいろいろなお店を周り、それぞれのお店で100円で何を買うことができるのかを探検するお話です。
実際に探検する前には、お金の成り立ちに関しても触れています。
お金が発明される前は、物と物と交換していたと物々交換に関しても学べます。
お金に関して少しわかったところで、商店街の100円探検に出発!
まずはお肉屋さん。100円で豚肉と牛肉を買いました。
同じ100円でも、牛肉より豚肉の方が量が多い!
牛肉は豚肉より高級ってこと?
次は魚屋さん。
その次はやおやさん。
その他には、ケーキ屋さんやお寿司屋さん、パン屋さん、宝くじ屋さんを訪れます。
それぞれのお店で、100円でいろいろなものが買えました。
この絵本の注目ポイント
お金を題材にした絵本
昔から日本では、「お金」に関して話題にしないということが、一つのマナーになってきましたが、最近は子どものマネー講座なども開催されることが多くなり、日々の生活で必要なお金に関する知識を小さいころから学ぶ機会も増えてきました。
現在はキャシュレスが広がり、子どもたちに「お金の価値をどう教えたら良いのだろう?」と悩む親御さんも多いのではないかな?と思います。
この絵本では、子どもたちにも身近な「100円」を題材に、「100円で何を買うことができるのか」を商店街で調べます。
同じ100円でも、物によって購入できる量や数が違うことが良く理解できます。
物を購入するときの、基本概念をわかりやすく理解できる
何か購入するとき、私たち大人は、「この物は、この値段に見合っているか?」ということを無意識のうちに判断しています。
安い!高い!と思うということは、常に物の価値を考えているということですね。
この「物の価値」を子どもに教えるとなると、結構難しいものです。
机に向かって、「物の価値とはね、お金の価値とは…」と子どもに話を切り出したとしても子どもの頭の中は「???」となってしまうことでしょう。
それを絵本を使えば用意に説明できます。
「物の価値」、「お金の価値」を分かりやすく伝える手段として、この絵本の読み聞かせをおすすめ致します。
絵本実践ポイント
100円で何が購入できるか、実際に街を探検してみる
絵本を読んだら「探検やってみたい!」と多くの子どもたちが思うことでしょう。
近所に商店街はありませんか?
こういう探検は、地域の人を大切にして、会話がしやすい商店街をおすすめ致します。
お金の価値を知ると同時に、地域の方と会話する絶好のチャンスです。
是非、近所の肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんなど、いろいろなお店を周ってみて下さいね。
人見知りがあるお子さまは、無理に会話させなくても、親が手伝ってあげても全く問題ないと思います!
探検したいけど、一人で聞くのは難しい。ママと一緒なら絶対やりたい!と思う子はたくさんいると思います。
絵本詳細
絵本名 | 100円たんけん |
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文 | 中川ひろたか |
絵 | 岡本よしろう |
出版日 | 2016/10/21 |
価格 | 1,430円(税込) |
絵本サイズ | 27cm+22cm |
ISBN | 978-4-7743-2490-6 |
資料撮影 | 藤田修平 |
デザイン | 城所潤(ジュン・キドコロ・デザイン) |
発行人 | 志村直人 |
発行所 | 株式会社くもん出版 |
印刷所 | 三美印刷株式会社 |
こんな時に | お金に興味を持ち始めたら |
キーワード | お金、100円、探検、物の価値 |
目安対象年齢 | 5歳~ |
ページ数 | 32ページ |
「はじめてのおつかい」にも興味が出てくる年中・年長さん。
お金の大切さ、物の価値などを理解するきっかけになる絵本です。